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隠岐を届ける大将の信念

  • 執筆者の写真: 松江 ひと結び
    松江 ひと結び
  • 2016年7月29日
  • 読了時間: 2分

鶴丸大将 竹谷利則さん

松江へ隠岐の良さを輸出

 隠岐生まれ、隠岐育ちの竹谷利則さん(大将)は、幼い頃から隠岐の大自然を活かして、自分で何かをやってみたいという想いが強かった。昔、隠岐で遊覧船や旅館の職などに携わっていたが、隠岐では冬場は営業がしにくいという事情もあり、今では松江で隠岐料理を提供する「鶴丸」を経営している。様々な人との出会いのおかげで、松江の老舗店の一つとして繁盛するようになった。

『こそ』という言葉

 鶴丸は昔2度の経営危機を経験している。「ここで終わりなのか?」と思うこともあったが、そこで諦めずに現在に至るまで鶴丸を守り続けている。それは、家族やお客様などが支えてくれたからだ。自分一人では何もできない、そう強く感じた。

 そんな大将は、『~こそ』という言葉を大切にしている。どんなに大変な時でも「ようこそ」「こちらこそ」などの感謝の気持ちを忘れない。

鶴丸の魅力

 鶴丸ではただ単に美味しい海鮮料理を出すだけではない。ヒオウギ貝のカーテンやイカ釣り漁船の巨大電球。味覚だけでなく視覚からも隠岐を楽しむことができる。

 また、スピーカーからは隠岐の民謡が流れており、さらに常連のお客様や要望があったお客様には、大将自らが三味線を抱えて隠岐の民謡を演奏する。これも地域性や文化をアピールし、隠岐をもっと知ってもらいたいという想いの表れだ。

 そんな鶴丸に来た人は、一度隠岐にも足を運び隠岐の魅力を生で感じてみてはどうだろうか。

【データ】

鶴丸   住所:島根県松江市東本町1丁目79      電話番号:0852-22-4887      ホームページ: http://tsurumaru2.net/

【編集後記】

厳しさの中にも優しさがあり、「一人ではやっていけない」という謙虚さがとても印象的であった。そういった心と直向きな態度があったからこそ、今があるのだなと感じた。

 是非在学中に、大将の育った隠岐に足を踏み入れてみたい。そして、美味しいものを。。。

島根大学 青木 大輝

 


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