松江の文化を伝えます
魚一 社長 吉村日出国さん
日出国さんと魚一
いにしえの松江の豊かな食文化が楽しめる場所、 それが蓬莱荘吉日庵(ほうらいそうきちじつあん)。 そこで料理長を務めるのが吉村日出国さんだ。 松江で100年続く「魚一」は初代の魚屋から始まり、 その後料理屋として日出国さんが4代目社長を継ぐ。 宍道湖や中海がおりなす豊かな食材を生かした料理を作る日出国さん。 地物を扱うのは、ただ地元に良質な食材がそろっているからで、必然的なことだという。 地元の食材の旬・鮮度・おいしさ三拍子をそろえ人々をもてなす。
蓬莱荘とは
蓬莱荘は、明治期につくられた歴史的な建物で、出雲流庭園を配する格式高い料亭旅館である。 平成に入り、老朽化が進み取り壊すという話が持ち上がる。 しかし、松江の文化が詰まったこの建物をなくすまいと、日出国さんは仲間4人と松江まちづくり株式会社を設立し、蓬莱荘再建のために立ち上がった。 そして、松江を愛する多数の出資者のご理解と協力の下で改修がなされ、このまちの伝統と文化を未来に伝えるスポットとして、地元をはじめ松江を訪れる人々からも注目が集まってきている。
見える時の流れ
日出国さんは蓬莱荘を松江の文化を楽しむ場にしたいという。 建物は梁や窓ガラス、造り自体も極力当時のまま残している。 テーブルやイスにはアンティーク家具が使われており、 これは蓬莱荘が建った当時のイタリアの流行に合わせている。 店内は洋風である一方、窓から見える庭の風景は和風である。 この和と洋の組み合わせによる趣深い雰囲気を、時間をかけて作り上げた。
アースサポート(株) 代表取締役 社長 (株)山陰スポーツネットワーク《スサノオマジック運営会社》社長 尾崎 俊也(おざきとしや)さん
【紹介文】 地元企業の社長として業界発展のために、日本国内はもとより海外にも足を運ぶ多忙な日々を送る中で、島根県のプロバスケットボールチーム「スサノオマジック」を運営する会社の社長を引き受け、チームの強化を通じて島根県民の皆さんに活力を与えようと献身的にその責務を担っている人物です。