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真っすぐな言葉で伝える

フリーアナウンサー 布野まちこさん

思わぬ天職

「私、実はアナウンサーになる前は税理士の仕事をしていたんです。だからテレビに出るなんて思ってもいなかった・・・。」そんな布野さんがフリーアナウンサーとして働き始めたのは進学先から実家へ戻り税理士の仕事をしていた頃のこと。きっかけは、実家にケーブルテレビの工事が入りその時にスカウトされ、1か月後にテレビデビューしたのだそう。アルバイトをしながらケーブルテレビでアナウンサーの仕事を6年間続けていたある日、TSKのディレクターにスカウトされ、週刊ヤッホーの出演が決まった。その時から今年で13年目となる。アナウンサーという税理士とは似ても似つかない職種への転職に驚かずにはいられなかった。

仕事に対するこだわり 布野さんのモットーは『目標値を定め間違えるともうそれ以上は伸びない』ということ。アナウンサーになることがゴールではない。自分のことを完璧だとは思わず、自分が知らないことがあったら聞き、教えてもらう。いつだって仕事には貪欲だ。フリーアナウンサーという職業はやはり金銭的な面で不安になることもあるようだ。しかし、今ではMCにも新人アナウンサーの先輩という立場にもなれ、制限されることよりむしろ挑戦できることの方が多く、自分の幅を広げることができているそうだ。

布野さんはリポーターの仕事もされている。布野さんのこだわりは『台本なしの一発勝負』で必ず『自分のコメント』をするということ。また、綺麗な言葉より『ストレートに伝わる言葉』で伝えるということだ。インタビューをする際には、『なぜ』を繰り返し相手に尋ねることで自分にしか聞き出せない情報を視聴者へ伝えようとしている。「視聴者の方には共感してほしいなと思いながらリアクションしています。」と語る。布野さんの仕事に対するこだわりは絶対にぶれることのないものであると感じた。

今後を見つめる 最後に布野さんは「一つのことを極めたいとはあまり思ってはないけれどこれからもっと庶民的な情報を知って発信していきたいと思う。」 「自分が仕事をする姿を見て自分みたいになりたいと目指してくれるような人を育てたい。そのためにも目標にされるような人になりたい。」とこれからの目標を語った。今後の布野さんの活動に注目だ。

【データ】

ブログhttp://g-clover.jugem.jp/

【編集後記】

実際お会いしてみて感じた布野さんの印象は、テレビの中の布野さんの印象と全く同じでした。布野さんがアナウンサーになられたきっかけは本当に驚きでした。今回取材してみて、仕事に対する熱意をとても強く感じました。私もひとつひとつのことを熱意をもってやりたいと思いました。

島根大学 小野


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