二足のわらじを履きながら
アースサポート(株)代表取締役社長 兼 (株)山陰スポーツネットワーク《スサノオマジック運営会社》社長 尾崎俊也さん
アメリカから松江へ
もっと本気で経済、経営のことを学びたいと30歳で単身アメリカの大学院へ入学した尾崎さん。世界経済の中心地で学んだ後、松江に帰って来た。松江では、父親から廃棄物処理・リサイクル事業をおこなうアースサポート株式会社を引き継ぎ、アメリカでの経験を活かして全国展開を果たした。
尾崎さんにとって地元企業の魅力は、「何かをやり始めると地域全体が乗っかってきてくれることと、地元の人が喜んでくれているのをすぐ近くで感じながら仕事ができること」と言う。地元のために、地域清掃活動や子どもたちに向けた環境教育、図書の寄付などの社会貢献活動にも熱心に取り組んでいる。
突然の出来事
そんな尾崎さんに2014年春、突如ビックニュースが舞い込んできた。そのシーズン最下位に低迷していたプロバスケットボールチーム島根スサノオマジックが、前社長が辞任を発表。そして、尾崎さんがその後任に抜擢された。前社長の辞任から僅か1週間で就任を決意した。
迷いはあったが、「私自身、バスケが大好きで、しかも地元唯一のプロチーム。スサノオマジックで地域を盛り上げたかった。」
一番大事なのは地域が盛り上がること
尾崎さんは毎朝、SNS等でファンの声を一つ一つチェックしている。見つけた情報はすぐにHP等に反映させる。ファンの声を大切にし、より良いものを提供するために努力を欠かさない。夢は、試合がある日に松江がスサノオマジックのユニフォームを着た人達で蒼く染まること。
「一番大事なのは地域が盛り上がること。地域に愛されるチームになれるよう、出来ることは全てやっていく。」
尾崎さんのスサマジ(スサノオマジックの略称)に対する凄まじい思いを感じた。
【編集後記】
尾崎さんとお話して感じたのは、この地元に対する熱い思いです。
アースサポート株式会社とスサノオマジック、どちらの代表取締役もこなされながら、それぞれで地域を盛り上げようようとされている姿が印象的でした。
僕もこのひと結びの活動を通して、少しでもこの松江を盛り上げていきたいと思います。
そして、スサノオマジックを全力で応援したいと思います!!
島根大学 田部