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半世紀にわたり、洞窟の案内を続けるその思いとは??

国指定天然記念物「竜渓洞」の案内人 島根県自然観察指導員 門脇和也さん

守り、伝えていく

半世紀にわたり、洞窟の案内を続けるその思いとは??

 門脇さんは大根島にある国指定天然記念物「竜渓洞」の案内を小学生のころから行っている。「継続は力なり」という言葉を胸に五十年以上にもわたり洞窟の案内を行ってきた。

 年間約2000人以上訪れるというお客さんのために洞窟の勉強をしていることからも、洞窟のことをもっと多くの人に知ってもらおうとする気持ちは人一倍であることがうかがえる。

竜渓洞とは

 大根島中央あたりにある洞窟で国指定の天然記念物となっている。洞窟の中で火口の様子が確認できる、世界でも稀な熔岩洞窟で、大根島が陸上噴火でできた証をも持っている。また、洞窟内には世界的にも珍しい洞窟内の環境に適応した生き物が生息している。現在、門脇さんは一人でこの洞窟の管理、案内をしていて、洞窟を守るためにも人手を求めている。

次世代への思い

 門脇さんは洞窟案内のほかにも地域の学校で講座をするなど、洞窟、大根島のことをもっと多くの人に知ってもらおうとしている。長い年月をかけてできた大根島とそこに形成された多くの自然の産物を、みんなで守って後世に伝えていくことが大切であると話している。

 この貴重な洞窟を守って後世に伝えていくためには多くの人に洞窟のことを知ってもらい、協力していくことが大切だと言う。

【データ】

住所 〒690-1404 松江市八束町波入1938 電話番号 090-3178-2483

【編集後記】

門脇さんを取材して、長い間洞窟の案内を続けることができる秘訣などを実際に話してみて感じることができ、自分も何か続けていけるようなことを見つけようという気持ちになった。

 また、大根島が火山の噴火でできた島であるなど多くの新たな発見があり、もっと大根島のことを知ってみたいと思った。

島根大学 今井勇樹

 


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