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千本桜とともに

  • 執筆者の写真: 松江 ひと結び
    松江 ひと結び
  • 2016年7月30日
  • 読了時間: 2分

桜の会 会長 竹谷考昌さん

~1016本の桜の木~

 大根島には千本桜記念公園の桜を有志の人達で維持管理している八束桜の会がある。その代表が竹谷さんである。現在、千本桜記念公園に植えられている桜の木は1016本あり、その種類はソメイヨシノ、河津桜、サザベザクラの三種類である。ソメイヨシノであれば満開時期は一週間程度であるが、品種の違いがあることによって、1ヶ月間桜を満喫することができる。

~受け継ぐ以上、立派に成長させたい~

 千本桜はもともと、斐伊川クラブの子供たちが植樹したものであり、竹谷さんはその桜の管理を受け継いだのである。「桜は愛情をもって管理しなければならない」。風が強い日は朝見回りに行く、桜に毛虫などの虫がついていたら早めの段階で駆除する、などと竹谷さんは桜のことを誰よりも気にかけている。また、木の根元には花を植えたり、土手にアジサイを植えたりと、桜のみならず公園自体に対してもこだわりがある。竹谷さんの思いがこの記念公園にはたくさん詰まっている。

~記念公園の今後~

 竹谷さんの今後の目標として、大根島の産 直市とコラボし桜を見ながらの産直市など、桜を活かした誰でも楽しめるようなイベントの開催だ。また、多くの人に大根島の千本桜を知ってもらい、千本桜が大根島の新たな観光名所となり大根島を盛り上げていくことを目指している。そのためにも、桜の会のメンバーと協力しあい、日々の活動が大切だと竹谷さんは語る。年に一度の千本桜をみんなが楽しめるように、竹谷さんは桜の開花を思いながらその時を待つのである。

【データ】

八束桜の会会長:竹谷考昌さん

千本桜は下の写真の赤丸内に植えられています。

【編集後記】

大根島に千本桜があることを今回初めて知った。取材に行った時は満開の桜を見ることができた。桜を通して竹谷さんの桜への熱い思いを知ることができ、僕ももっと多くの人たちにこの桜のことを知ってほしいと思った。

島根大学 今井勇樹


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